久々にフリーゲームの記事。
今回はマップ探索型のRPG「Fanastasis」を紹介する。
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Fanastasisの紹介
クリア時間:35時間(表クリア)、57時間(裏クリア)
Fanastasisはダンジョンの探索とアイテム収集がメインのRPG。
荒廃した魔物ばかりの世界で、なんの説明もなしに冒険開始。
大量の隠し通路や隠し扉が存在するダンジョンを攻略していく。
ダンジョン攻略
FF5くらいの2Dダンジョンが好きだった人にはたまらない仕掛けの数々。
壁に隠し扉。
壁のくぼみに隠し通路。
数字の仕掛けもあり。
とにかくマップの作り込みが凄まじく、2Dダンジョンの完成系といえるデキである。
またこのゲームの良さはダンジョン同士のつながりにもある。
すべてのダンジョンが複雑につながっていて、ダークソウルのような探索の面白さがある。
自分でマップを作成するのも楽しい。
初期の攻略ルートは海岸洞窟~、異種の洞窟~、王国洞窟~の3つ。
自分は異種の洞窟→隠れ里→地下墓地→土葬場と進んだが、カノンの柩の前で詰まってしまった。
推奨は王国洞窟→大聖堂のルートだったらしい(そんな攻略ルートの自由さも魅力のひとつ)。
収集要素
アイテム収集が探索の目的になるが、それ以外にも多彩な収集要素がある。
収集要素
- アイテム
- 仲間キャラ
- ストーリー
仲間キャラやストーリーも収集要素になっており、探索の楽しみが大きい。
特にダンジョンをくまなく探索して仲間(の死体)を見つけたときの嬉しさは格別である。
(ダンジョン内の死体から魂を回収して仲間にする)
Fanastasisのストーリー
世界観はかなりダーク。
ダークソウル(というよりブラッドボーン)に近くて、ソウルシリーズが好きな人は楽しめるはず。
ストーリーも収集要素の一つである。
人々の残留思念やメモから得られる断片的な情報をもとにストーリーを読み解いていく。
自分は何者なのか?
荒廃したこの世界には何が起こったのか?
これらの謎が徐々に明らかになる。
道を塞ぐボスが何者なのかは、戦闘の段階ではまったく分からない。
しかし戦闘後に断片的な情報を集めることで、ボスの役割、主人公との関係が明かされる。
(この辺もダークソウルっぽい)
さらにダンジョン内の仲間の記憶を収集することで、物語を補完する情報が得られるようになっている。
こういうタイプのゲームは情報が断片的すぎて結局よくわからないことが多いが(ダークソウルとか)、しっかり説明してくれるので比較的わかりやすいと思う。
ただ、あらかじめいくつかの組織名を頭に入れておいたほうが理解しやすいかも。
カノン王国とラーガ帝国
マージ教会と錬金術会
カノン王国とラーガ帝国は敵対。
またカノン王国と錬金術会は同盟関係にあり、マージ教会とは対立している。
Fanastasisのバトルシステム
バトルはオーソドックスなフロントビューのコマンド選択式。
技や魔法の使用にはMPのほかに必殺ゲージ(SP)が必要。
SP不要の弱い技や魔法でSPをためて、大技を繰り出すのが基本戦術である。
また「狙われ率」というパラメータがあるのが特徴的。
狙われ率を上下させるスキルがあり、MMORPGのような戦略性(タンクに攻撃を集中させる)がある。
パーティーメンバーは17人もいるので、メンバー構成を考えるのも楽しい。
(戦士系アタッカー:6人、魔術師系アタッカー:4人、タンク:3人、サポーター:4人)
主人公がヒーラーなので、パーティー編成は
- ヒーラー
- 戦士系アタッカー
- 魔術師系アタッカー
- タンク or サポーター
という感じになる。
気になった点
ただいくつか気になる点も書いておく。
まずこのゲームの長所であるストーリーの面白さが逆に欠点になっている部分も…。
中盤になるとストーリーのほうが気になって、ダンジョン攻略が面倒になってしまうことがあった。
またバトルの難易度に関して。
序盤はけっこうキツイが、中盤以降のボスはあまり強くない。
そのため攻略ルートの制限がなく自由に探索できるというメリットはあるが、パーティーや装備を吟味しなくても倒せるので若干の物足りなさがある。
(せっかく収集したアイテムの必要性が薄い)
しかし本編をクリアした後の2部では、ストーリー回収よりもダンジョンの攻略がメインになり、探索を純粋に楽しめるようになった。
また戦闘の難易度も上がるので、2部からが本番と言ってもよいのかもしれない。
まとめ
今回はフリーゲームRPGのFanastasisを紹介した。
気になる点はいくつかあるが、面白いゲームであることは間違いない。
ダークソウルが好きな人は是非プレイを。
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おまけ(キャラ雑感)
おまけで各キャラの雑感も書いておく。
戦士系アタッカー
カザッフ、ファウナ、ヴァン、ロザリンド、セラ、リーサ
敵の弱点をつくスキルを持つファウナや、2回行動のリーサが強いらしい。
しかし自分は、厨ニ心をくすぐる吸血鬼の二刀流戦士ヴァンを使用。
特に9連続攻撃の超必殺技「血の舞」には萌える。
ボルドのバフを入れると9連続クリティカルで5000以上のダメージを叩き出す。
(ただ2部の終盤ではボルドを入れる余裕がなくなり、ヴァンもパーティーから外れてしまった)
魔術師系アタッカー
アイーシャ、ルピ、クレスト、バルロック
主にアイーシャを使用。
普段はSP不要の魔法を使用して、SPが溜まったら高火力の必殺技で攻撃という基本に忠実な運用。
雑魚戦、ボス戦問わず必要不可欠な存在として活躍した。
しかしアイーシャの欠点は全体攻撃がないこと。
2部は敵の数が増えるため、使いにくくなってくる。
そのため2部からはアイーシャに変わってバルロックが加入した。
バルロックはSPなしで使用できる魔法がないので使いにくい。
さらにHP、防御力が魔術師系の中でも最低値で、タンクなしではまともに戦線に加わることも不可能。
しかし高火力の全体攻撃を持つ唯一の魔術師系アタッカーである。
そして2部終盤のボス戦は、完全にバルロックの火力頼みのワンマンチームとなった。
(タンクでバルロックを守り、バッファーでバルロックを強化、ヒーラーでバルロックを回復)
タンク
ゲイル、バクホリ、ダリア
回避盾のゲイルと防御盾のバクホリの2択。
(ダリアは回復スキルがあったり色々できるけど、クセが強く運用法がよくわからなかった)
自分は、ゼノブレイドのダンバンが好きだったのでゲイルを使用した。
敵の攻撃をかわしまくるがの爽快。
ただし全体魔法を連発してくる2部終盤のボス戦ではあまり役に立たなくなる。
サポーター
バッファー:ナオミ、ボルド、サーシャ
デバッファー:マカブレ
バッファーの3人は要所要所で活躍。
ナオミは状態異常予防+解除のスキル(さらに速度補正付き)が強い。
状態異常攻撃をしてくるボス戦では、主人公だけでは回復が追いつかずスポット参入した。
ボルドはクリティカル率を上げるスキル「ワンショット」が強く、戦士系アタッカーとセットで使用。
またフィールドで回復スキルが使える唯一のキャラなのも地味に便利(特にダメージゾーンがあるマップで)。
サーシャは魔法防御を上げるスキルを持ち、魔女と戦う2部では必要不可欠な存在になった。
さらに魔法力を上げるバフでバルロックを強化できるのも強い。
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