前回経済的独立の重要性について書いた。
医師の経済的独立について書かれた本がある。
整形外科の先生が書かれた「医師の経済的自由」である。
勤務医でも開業医でもないキャリアとは
医師のキャリアは勤務医か開業医かという2択で語られる場合が多いが、そこに新たな第3の選択肢が提示されている。
- 勤務医
- 開業医
- 勤務医+投資
勤務医をしながら投資などの副業で不労収入を得るというキャリアである。
医師免許があると信用があるので資金調達しやすく、医師は投資面で有利らしい。
現在では、年収の高い外資系企業の会社員よりも、年収の低い医師のほうが融資を受けやすいと言われています
つまり医師という肩書きは、資金調達の際にもその威力を思う存分に発揮してくれるというわけなのです。
研修医の時とかは時給が最低賃金を下回っていて、もっと有効な医師免許の使い道はないのかなんて同僚と話していた。
この第3のキャリアこそが医師免許の最適な利用法だと感じた。
さらに医局に在籍しながらも、医局に縛られない生き方ができる。
大学医局や病院上層部から理不尽な要求があったとしても、経済的に自由な状況に到達していると、自分の主義・主張を押し通すことが可能です。
誰からも指図されない自由な立場でいられる。
「勤務医+投資」のキャリアには経済面だけではないメリットがあるようだ。
勤務医+投資のキャリアパス
複数の収入源を確保することはリスク回避にもなる。
今後「高齢化」や「AIの普及」によって、医者がいつまでも安定した給与を得られるとは限らない。
医療業界は非常に安定しているように見えますが、永久に安定が続くわけではありません。
医療業界だけに依存し続けることは潜在的なリスクを抱えることになります。
投資と言えば金融資産投資と不動産投資。
資産運用にはさまざまなジャンルがあります。一般的には金融資産と不動産を用いた資産運用がメジャーです。
さらにこの先生は旅館の経営などのビジネスも行っているそうだ。
実際にそこまでやるのは難しいと思うが、医師だけではなく「副業」で複数の収入源を確保することは大事だと思う。
騙されないために勉強は必要だと思うが。
皮膚科で第三のキャリアは可能か?
しかし皮膚科はメジャー科や整形外科に比べると市中病院のポストが少ないのが問題。
今の市中病院も大学からの出向なので定年まで勤務することは不可能で、勤務医を続けるなら大学で出世コースに乗るしかない。
開業は資産形成面では薦められないようだが、皮膚科ではやはり開業を視野に入れて考える必要があると思う。
とはいえお金や投資ついて学んでおくことは大事だろう。
そのほかにもフリーランスという働き方についても考えてみたい。
つづく
▼医師の資産形成入門編▼
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