Fate/stay nightの最新映画が話題になっているのを知って、遅まきながらFateシリーズに入門した。
Fateシリーズにはたくさんのアニメや漫画があり、いったいどれから見たらいいのか分かりにくいのが難点である。
ほとんどの媒体に触れてみた結果、個人的には最初に「Fate/Zero」のアニメをみることをオススメしたい。
また「Fate/Zero」は漫画版でもいいと思う。
今回はFateシリーズをどれから見るか、おすすめの順番を初心者向けに解説する。
Fateをどれから見るか?見る順番(初心者向け)
Fateには原作以外にも、図のようにたくさんの種類のアニメやマンガがある。
結論から言うと、おすすめの順番は下記の通り。
①アニメ or マンガ「Zero」
②アニメ or マンガ「Fate」
③映画「Unlimited Blade Works」
④映画「Heaven’s feel」
それぞれについて詳しく解説する。
ちなみにアニメの「Zero」、「Fate」、「Unlimited Blade Works」はアマゾンプライムビデオで見放題である。
Fateの基礎設定
Fateシリーズとは、2004年発売のノベルゲーム「Fate/stay night」を起点とするアニメ、漫画、小説などの派生作品。
ストーリーの概要
あらゆる願いを叶える「聖杯」。
「聖杯」を賭けて、七人の魔術師(マスター)が七人の使い魔(サーヴァント)を召喚し戦う「聖杯戦争」を描く。
ジョジョに例えると、「スタンド使い」⇒「マスター」で「スタンド」⇒「サーヴァント」。
聖杯戦争は7人のスタンド使いのバトルロイヤルである。
Fateとはッ!
- 7人のスタンド使いのバトル
- スタンドにも意思があるが、3回だけ強制的に命令できる
- スタンド使い同士の戦いもある
ジョジョとの違いは「マスターにも戦闘能力がある」ことと、「サーヴァントにも意思があって命令を聞いてくれない場合がある」ことの2つ。
そのためマスターは、サーヴァントに強制的に命令をきかせる「令呪」というのを3回だけ使用できる。この3回の使い方が戦いの鍵になる。
またマスターにも戦闘能力があるため、マスター同士の戦いというのもある。
このあたりの設定が面白いところである。
Fateシリーズの種類と順番
2004年に「Fate/stay night」のゲームが発売され、後に前日譚として2011年に「Fate/Zero」の小説が発売された。
【時系列】
Fate/Zero(stay nightの前日譚)
↓
Fate/stay night(ベースのお話)
そしてメディアミックスでそれぞれのアニメ、漫画、映画などが作られている。
ゲーム画面
Fate/stay nightの3つのシナリオ
Fateシリーズが複雑な原因は「Fate/stay night」のゲームには3つのシナリオがあるということである。
Fate/stay nightの3つのシナリオ
- Fate
- Unlimited Blade Works
- Heaven’s feel
聖杯戦争を別々の視点から描く3つのシナリオをすべてクリアすれば、話の全貌がわかるという構成になっている。
アニメや漫画、映画はそれぞれのシナリオを一つずつ描いているため、作品の数がとても多くなってしまっている。
それぞれの作品の図解と評価
〇高評価 △イマイチ評価 ×駄作評価
そこで問題になるのが一つの作品で物語が完結しないこと。
stay nightの話の全貌を知るためには、とてつもない時間がかかるのである。
最初にFate/Zeroをみるのがオススメ
一方前日譚の「Fate/Zero」は小説、アニメ、マンガの3つの媒体で出ているが、それぞれ1つで話は完結している。
そのため見る順番として、完結している「Zero」アニメから入るのがオススメである。
その後、後日譚としてstay nightをみればよいと思う。
アニメを見る時間がない人はマンガも評価が高いのでおすすめできる。
Fate/stay nightをみる順番はどれからがよいか?
それではstay nightはどんな順番でみればよいのか。
結局ゲームをプレイするのが一番なのだが、60時間以上かかる上に自分はサウンドノベルが苦手。
名作といわれる「かまいたちの夜」や「街」なんかもプレイしたが、字を読むだけというゲームは長時間できなかった。
そこでゲーム以外でのおすすめの順番。
ノベルゲームが苦手な人にオススメの順番
①アニメ or マンガ「Fate」→②映画「Unlimited Blade Works」→③映画「Heaven’s feel」
巷ではアニメの「Unlimited Blade Works(UBW)」を最初にみるのがおすすめと言われているが、個人的には「Fate」の方から入ることを勧める。
1. Fate
「スタジオDEEN」制作のFateのアニメはすこぶる評判が悪くて、「ufotable」制作のUBWを勧める声が多い。
DEEN版はセイバールート踏襲しつつ、多少ごちゃまぜだったかと
悪い事言わんから初心者ならufo版見ておけば間違いない
自分もそれに従ってUBWからみたのだが、失敗だったと思う。
stay nightのメインストーリーはFateの方で、UBWはサイドストーリーに近い。
特にZeroの後日談としてみるなら、絶対Fateである。
Zeroでのセイバーとギルガメッシュ、衛宮と言峰の因縁が解決するのはこのルート。
UBWはアーチャーの正体やキャスターにスポットを当てた話なので、Zeroのファンにとってはあまり惹かれない。
マンガ版も評価は上々なので、そちらでもよいと思う。
2. Unlimited Blade Works
「スタジオDEEN」制作の映画の評判は、これまたすこぶる悪い。
暇な時間がたくさんあるならアニメ版の方がいいだろう。
でもFateのアニメ24話をみたあとで、さらにUBWを24話みるのは時間がかかりすぎる。
映画版は確かに尺が短すぎてカットされまくりではあるが、ある程度の概要は十分つかむことはできる。
Zeroとのつながりが深いヘブンズフィールへ早く進みたいところである。
3. Heaven’s feel
劇場版は3部作。
Heaven’s feelは最終シナリオなので①Fateと②Unlimited Blade Worksのストーリーを知っていることが前提となっている。
2つをみた後に、Heaven’s feelでようやく長いFateの物語が完結する。
これを見ないと、Zeroでの間桐臓硯や桜がらみの話はまったく分からない(臓硯は他のルートではまったく登場しない)。
Fate、UBWとは全く違ったダークな雰囲気で、「そうそう、こういうのがみたかったんだよ」とZeroファンは思うはず。
そしてZeroからの言峰綺礼と間桐臓硯の因縁もようやく決着。
すべてのFateの締めくくりとしてふさわしいデキになっている。
▼マンガ版は未完▼
まとめ
今回、複雑なFateシリーズをまとめた。
もう一度まとめると見る順番は以下の通り。
①アニメ or マンガ「Zero」
②アニメ or マンガ「Fate」
③映画「Unlimited Blade Works」
④映画「Heaven’s feel」
他にパラレル世界の話として4つの派生作品があるため、その後はさらに楽しむこともできる。
派生作品
・Fate/EXTRA⇒2030年代の近未来世界
・Fate/Apocrypha⇒7対7の「聖杯大戦」
・Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ⇒魔法少女
・Fate/Grand Order⇒科学と魔術の世界
次回はおすすめのFate/Zeroの魅力をもっと詳しく解説する。
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