入局して臨床にある程度慣れてくると、大学院に行くべきかどうかという問題が浮上します。

全員が大学院に進学する大学もあるようですが、人員の少ない地方大学の医師(私のような)は自分で選択する必要があります。

 

自分は研究のベースがあると臨床を診る目も変わってくるのではないかと考え、大学院に進学しました。

学生の頃、研究をやっている先生は洞察力があり、臨床能力も優れていると感じていたからです。

しかし学位には意味がない、大学院に行くのはムダという声もよく耳にします。

実際にその指摘は正しいと思います。

大学院のメリットデメリットを考えてみると、代表的なものは以下の通りです。

 

■デメリット

  • 臨床から離れることで感覚が鈍る
  • 稼ぎ時の20代後半から30代前半の間に無給になる

 

■メリット

  • 臨床に役立つスキルが得られる
  • 研究に対するコンプレックスがなくなる

 

医師免許をあくまで「お金を稼ぐための手段」と割り切り、アーリーリタイアを目指す生き方であれば大学院に進学するメリットはまったくありません。

しかし自分が研究から得られたスキルは今でも役に立っており、長い医師人生をより深く楽しもうとするならば研究を行うメリットがあるのではないか思います。

 

また意外に重要なのは「研究に対するコンプレックスがなくなる」ということではないかと考えています。

アカデミアに対するコンプレックスをこじらせてしまった先生方は意外とよく目にします。

これらのことについてブログでも解説していますので、興味のある方はご覧ください。

詳細はこちら

>>【博士号のメリット・デメリット】今の時代の医師に学位は必要か?

>>大学院で研究してよかったことを挙げてみる

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