Tips1「ステロイド外用薬の強さの順番」

【ステロイド外用薬の強さの順番】

トプシム>フルメタ>リンデロンDP>アンテベート>マイザー>ネリゾナ>パンデル

日獨医報 38(1): 44,1993

 

ステロイド外用薬は5つのランクに分かれており、症状に応じて使い分けます。

ところが同じクラス内での違いについては教科書には書かれていません。

同一クラス内の強さの違いを調べた貴重な論文があったので紹介しました。

詳細はこちら>>皮膚科医が「ステロイド外用薬の詳しいランク表」を作った【強さ&副作用】

 

Tips2「外用薬混合の注意」

【外用薬混合の注意】

・ワセリンで希釈しても効果、副作用は希釈されない

・軟膏×クリームの混合は不可(ウレパール、ケラチナミン)

 

外用薬の混合はよく行われますが、そのルールについてはきちんと習ったことがありません。

知っておくべき混合の原則について説明しました。

詳細はこちら>>「外用薬混合の可否」を皮膚科医が解説する【メリット・デメリット】

 

Tips3「ステロイドローションの違い」

【ステロイドローションの違い】

(アルコールなし)
アンテベート、リドメックス

(アルコール入り)
デルモベート、ネリゾナ、リンデロン

 

アルコール入りは使用感がよいが、しみることがある。

「あたらしい皮膚科学」より

 

頭部の皮疹は軟膏が塗りにくいため、ステロイドローションを使用することが多いです。

しかしローションがしみるという方がいます。

あまり知られていませんがローションには2種類あり、しみるという方はアルコール入りを使用されているはずです。

 

Tips4「亜鉛華軟膏の使い分け①」

【亜鉛華軟膏の使い分け①】

(酸化亜鉛の濃度)
・亜鉛華軟膏:20%
・亜鉛華単軟膏:10%

酸化亜鉛の適正濃度は10%
単独で使うなら亜鉛華単軟膏、混合して使うなら亜鉛華軟膏

「褥瘡外用療法のキホン」より

Tips5「亜鉛華軟膏の使い分け②」

【亜鉛華軟膏の使い分け②】

(軟膏基剤)
・亜鉛華軟膏:白色軟膏
・亜鉛華単軟膏:単軟膏

白色軟膏は吸水性あり、単軟膏は吸水性なし
吸水性を求めるなら亜鉛華軟膏を使う

「褥瘡外用療法のキホン」より

 

亜鉛軟膏には2種類あり、それぞれの用途が微妙に異なっています。

ポイントは「亜鉛の濃度」と「軟膏基剤」。

自分の施設で採用されているのが亜鉛華軟膏なのか、亜鉛華単軟膏なのか確認してみてください。

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