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モンドセレクションから専門医の必要性を探った

 

モンドセレクション受賞の商品っていえば安心感があるし、買ってみようかという気になる。

でも実はモンドセレクションはお金で獲得できるものらしい。

今回は専門医制度とモンドセレクションの共通点について。

 

モンドセレクションとは

モンドセレクションとは

ベルギーのブリュッセルに本部を置く国際的な品評機関。
商品の品質に関するコンクールとして歴史のある、最も代表的なものだといわれている。

認証を得た商品のパッケージには認証メダルを受賞マークとして表示することができる。

(日経トレンディネットより)

 

モンドセレクション受賞で商品に箔がついて、売り上げを大幅に伸ばした例も多いそうだ。

しかしこの審査は我々が想像するようなコンクールではないらしい。

相対評価ではなく絶対評価のため、一定の水準以上の商品であればすべて認証される。

審査料は1製品ごとに1100ユーロ(約17万円)。

相対評価ではなく絶対評価を用いているため、定められた技術水準を満たした商品には全て認証が与えられる。

審査対象品の5割が日本からの出品であり、日本の商品の8割が入賞している。

(Wikipediaより)

 

  • お金を出して応募する
  • 応募してしまえば、ほとんどの日本製品が受賞できる

 

この2点より「モンドセレクションはお金で買える」と言われるようになったそうだ。

 

専門医とモンドセレクションの共通点

 

医者でも同様のことが言えるのではないかと思う。

専門医(皮膚科専門医以外の)や認定医はモンドセレクションに似ている。

■モンドセレクション

  • お金を出して応募する
  • 応募すればほとんどの日本製品が受賞できる
  • 箔がついて売り上げが上がる

 

■専門医

  • お金を出して応募する
  • 応募すればほとんどの医師が取得できる
  • 箔がついて患者が増える(?)

 

まあ専門医試験があったり認定施設での研修が必要になったりもするが。

 

これからはネット社会になるので、医師にとってもGoogleで検索できるような分かりやすい肩書きが重要になってくる。

モンドセレクションのように、資格で箔をつけて患者数を増やす戦略も出てくるはず。

「患者思い」とか「優しさ」とかのGoogleで検索できないパラメーターは役に立たなくなるだろう。

 

ある学会に入会したが

 

ということで最近ある学会に入会したが、専門医の申請にはとてもお金がかかることが分かった。

専門医の申請のためには「単位」が必要で、そのために東京に講習会を受けに行かなければならない。

 

講習会1回(5単位)が2万円で30単位が必要。しかも地方在住なので毎回東京に行くための旅費もかかる。

さらに専門医試験の受験料が3万円で専門医の認定料が2万円。

そして5年に1回、更新(50単位と更新料2万円)がある。

・専門医取得まで ⇒ 17万円+旅費

・専門医更新 ⇒ 22万円+旅費

 

何か足元をみられている感があるな。

必要だとはいったものの、それだけの価値があるのか悩むところである。

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