初心者へ贈る資産形成入門編。
今回は資産形成における隠れた重要な要素「結婚相手」について解説する。
▼前回はマイホームについて▼
開業医の妻の話
「専業主婦の奥さんが家計を全部握っている」という開業医の先輩がいる。
クリニックの資産管理も奥さん任せで、自分はどれだけ儲かっているのかさえ知らないらしい。
妻の金融リテラシーが高ければうまくいくかもしれないが、リスクは高そうだ。
資産形成のバイブル「となりの億万長者」によると
高所得者で倹約家であっても、資産ができるとは限らない。もう一つ必要な要素がある。
結婚相手が浪費家だったら、一代で財をなすのは不可能だと思ったほうがいい。
とあり、嫁選びは資産形成の重要なファクターである。
結婚の失敗例
若くて美人な妻・トロフィーワイフ
アメリカにはトロフィーワイフという概念があるそうだ。
大きな資産を形成した人は若くて美人の嫁をもらうのがステータスになるという。
トロフィーワイフとは
男性が、勝者のトロフィとして獲得する妻。自分の社会的地位を誇示するため、誰もが羨むような若くて美しく妻を迎えること。
こういう場合は妻が浪費家であっても問題ないだろうが、医者がそこまでの資産を持てることはまずないのでトロフィーワイフを貰うのは難しい。
生命保険と持ち家を要求する医師の妻
結婚した女性が浪費家で、お金に苦労する医者は意外と多いそうだ。
年収が高くお金持ちというだけで医師と結婚し、夫の稼いだ給与から自分の消費にかなり回してしまうというケースが多いのです。
“結婚したらこっちのもの”とばかりに家計をコントロールし、夫の財布を握るわけです。
こういう女性は夫に何かあったときに自分で働こうとは思わないだろう。
夫が死んでも働かなくてよいように、「生命保険」と「持ち家」を要求するのはもっともな話。
生命保険で多額の現金が手に入り、団体信用生命保険で住宅ローンはチャラになる。
僕自身も賃貸派だった。住宅購入なんてナンセンスだって思ってた。
奥さんは言った。「ローンされチャラになれれば、うちの子を成人させることは何とか私だけでもできる。だからマンションを買うべきなの」。
僕は観念した。僕は35年ローンを抱えて6500万円のマンション購入を承諾した。
(非合理な買い物をするのが人間なんだ)
でもその分だけ資産が減るので経済的な余裕はなくなり、夫は生活のため働き続けなければならなくなる。
資産形成の面では、「生命保険」と「住宅」のコストを減らすことは基本戦略である。
さらに妻が専業主婦であった場合は離婚のコストも高くなる。
>>結婚は人生の墓場なのか?【書評】「損する結婚儲かる離婚」藤沢数希
資産形成と嫁選び
対策は「家計の主導権を握るためにマネーリテラシーを身につける」こと。
医師狙いの女性は結婚をするまでに自分を輝かせるための投資をしていますし、医師との結婚に過大な期待を抱いている人がとても多いのです。
自分自身でマネープランをしっかりと立て、家計の主導権を握れるようなら問題ないですが、失敗例が目立ちます。
そのためパートナー選びは、男性医師の人生にとって極めて重要なポイントなのです。
また浪費家ではなく、自分で稼ぐ能力のある嫁を選ぶことも大事じゃないだろうか。
世の中には「仕事をしたくないから結婚したい」「結婚して楽な生活をしたい」と考えている女性がいる。
ワシは結婚でも失敗してるからね…見事に。
ただ単に「医師と結婚して楽な人生を夢想してる人」と所帯を持ってしまった。
吸い上げられるだけの人生。
— 医局過労死寸前の勤務医 (@doctorfosbal) September 7, 2018
しかし今の時代は専業主婦の家庭で資産形成するのは厳しい。
と考えすぎて婚期を逃す、こじらせ医師の自分。
つづく
次回は資産形成の目標額について。
▼資産形成のために読んだ本▼
投資初心者が最初に読んだ15冊【医師の資産形成におすすめの本】
▼「資産形成入門編」まとめはこちら▼
【医師の資産形成・資産運用】初心者が知っておきたい10の基礎知識
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