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資産形成で大事な「宝くじに当たった人は不幸になる」こと【マネーリテラシー】

 

宝くじに当たってもお金持ちにはなれず、不幸になると言われている。

その理由は資産形成をしたい人にとって大事な話である。

マネーリテラシーと宝くじ

 

宝くじで不幸になることとして「金持ち父さん」にこういう記載がある。

ウィリアム・バッド・ポストはペンシルバニア州の宝くじで1620万ドルを当てたが、今は生活保護を受けて生活している。

アメリカでは宝くじの賞金が何百万ドルにもなることがよくあるが、この方法で金持ちになるのは成功率が一番低いと思う。

このプロセスはあなたのファイナンシャル・インテリジェンスをまったく高めてくれない。

 

お金持ちになるためには、お金の使い方、維持の仕方を身につける必要があるということだ。

宝くじで大金を得て生活レベルは上がっても、維持する能力がないのでお金はなくなってしまう。

しかし生活レベルを下げることができずに不幸な結末をたどる。

 

多額の財産を譲り受けても騙されたり散財してしまい、数年すると手元に財産があまり残らないケースが多いです。

資産を維持することにも能力が必要です。つまり最終的な資産規模は自分の器に落ち着くので、現金で贈っても無駄なケースが多いのです。

 

同じ理由で、親が経済的援助を与えれば与えるほど子供は資産を蓄えなくなるという。

資産を蓄えるためには自立して経済力をつけなければならないが、十分なお金を与えられると自立する機会が奪われてしまう。

逆に援助が少なければ自分で資産を築くようになる。

 

クリニック開業の時に親のお金に頼るか?

 

さらにクリニック開業についても同じことが言えそうだ。

よく土地やお金を出してくれる親がいますが、親といえども他人のお金で事業をすると、本人の責任感や必死さがなくなります。

自分の事業なのですから、自分の責任で組み立てるべきでしょう。

銀行融資などは本人が借り入れ当事者とならなければ、覚悟が出てきません。

 

最初から親の金を当てにしていたら、経営のモチベーションも上がらないだろう。

ほとんど借金なく開業した先輩は、すでにモチベーションを失っているという話をしていた。

 

借金が仕事の原動力になる場合もある。

僕の仕事の原動力がどこからくるかというと、身も蓋もないけど「借金」。
やっぱり借金を返すためにはお客さんにウケなければならない。

(佐々木浩:京都祇園さゝ木)

 

お金はもらうものではなく稼ぐものというのは、資産形成で大事な考え方。

肝に免じておこう。

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