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超おすすめアニメ④『コードギアス』の感想を書く!【評価・解説】

 

ここ数年で色々なアニメを見てきたが、特にハマったのは5作品。

 

5大神アニメ

  • シュタインズ・ゲート
  • まどかマギカ
  • Fate/Zero
  • コードギアス
  • ひぐらしのなく頃に

 

最近、最新映画が公開になったのをきっかけにコードギアスを見なおしてみた。

今回は「コードギアス」の感想と解説。

コードギアスをどれからみるか?

コードギアスの作品一覧

(TVシリーズ)

コードギアス反逆のルルーシュ (アニメ第1期)

コードギアス反逆のルルーシュR2 (アニメ第2期)

(劇場版)

コードギアス 亡国のアキト

劇場総集編3部作 コードギアス反逆のルルーシュ

コードギアス復活のルルーシュ

 

コードギアスには色々な作品があるが、メインはTVシリーズ(1期25話、2期25話)。

その後1期と2期の間のサイドストーリー「亡国のアキト」が制作。

そして最近総集編の劇場3部作(興道・叛道・皇道)が公開された。

さらにTVシリーズの続編である最新映画「復活のルルーシュ」が現在公開中となっている。

 

総集編は復習にはいいが、初見では分からない部分が多いと思う。

やはりTVシリーズを見た上で、最新映画を見るのがよいだろう。

亡国のアギトはサイドストーリーなのでみていなくても問題ない。

 

今回見なおしてみて感じたコードギアスの魅力を4つ挙げてみる。

 

コードギアスの魅力①王道ではない作風

 

コードギアスのジャンルはロボットアニメだが、一般のロボットアニメとはだいぶ異なっている。

 

まず主人公ルルーシュがパイロットではなく指揮官だということ。

そして目的のためには手段を選ばない冷徹な人物であるということ。

一方ライバルであるスザクは正義感の強い人物で、優秀なパイロット。

 

▼ルルーシュよりスザクの方が主人公っぽい▼

コードギアスの感想の図

 

ルルーシュは頭脳戦を得意とするが、戦闘能力はあまり高くない。

乗る機体は量産型で、専用機「ランスロット」を操るスザクに手も足も出ない。

 

▼スザクのランスロットにやられるルルーシュの量産機▼

コードギアスのストーリーの図

しかし数々の策略でスザクたちブリタニア軍を圧倒する。

こんな一風変わった作風に魅了された。

 

元々は王道ロボットアニメを制作する予定だったが、放送枠が深夜に変更になりこんな作風に変更されたそうだ。

もともとは土6(当時、「ガンダムSEED」や「鋼の錬金術師」などがヒットしていた枠)を狙おうとテレビ局にもっていったのですが、それは叶わず。深夜枠での放映となりました。

それを知って、僕らは企画を大変えしました。結果、ロボットに乗るパイロットが主人公の王道作品から、パイロットではなく指揮官が主役の、ロボットものしてはある意味邪道な作品に。

大河内一楼さんが語る「コードギアスの思い出」

 

主人公のキャラクターは「デスノート」のキラのようであり、頭脳戦が得意で戦闘が苦手な点は「封神演義」の太公望のようである。

コードギアスの魅力②スピード感と引き

 

30分の放送内での情報量が非常に多く、テンポが速いのも特徴である。

次々と目まぐるしく展開が変わり、毎回アッと驚くどんでん返しがある。

そんなスピード感のある展開は監督が意識して作ったものらしい。

お客さんを置き去りにするくらいのスピード感で、というのが元々の作り方でしたからね。

『コードギアス』谷口悟朗監督を直撃

 

また各話終了時の次回への引きも巧みなので、1話見れば次のエピソードが気になってしまう。

DVDだと一気に見られるのでよいが、TV放送時であれば次週を待ちきれなかっただろう。

この辺はアメリカのドラマ「24 -TWENTY FOUR-」に近い。

 

「24」もスピード感があり引きが巧みなので、一気に見てしまう。

こういう手法をクリフハンガーと呼ぶそうだ。

クリフハンガーとは

劇中の感極まる盛上がる場面、例えば主人公の絶体絶命のシーン、又は、新展開をみせる場面などで物語を「宙吊りのまま」中断して「つづく」としてしまう結末。

コードギアスの魅力③能力バトル・学園ドラマ

 

ロボットアニメながら能力バトルの要素があるのも特徴である。

ルルーシュは「ギアス」という特殊能力を持つ。

他人を自分の命令に従わせる絶対的な力だが、「直接目を見る必要がある」「一度使った相手には効かない」という制約がある。

この能力をフル活用して不利な戦況をひっくり返す頭脳戦が熱く、「ジョジョ」や「ハンターハンター」のような面白さもある。

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他のギアス能力者と対決する回では、ロボットアニメなのにロボットが登場しない。

心を読むギアスを持つマオと対決するルルーシュ。

コードギアスの名シーン

ギアスの発動を先読みされるため、能力を封じられたルルーシュはピンチに陥る。

 

このように様々な要素が詰め込まれているが、さらに学園ドラマの部分まである。

復活のルルーシュの図

ただでさえすごいボリュームなのに、日常回までやってしまう密度の濃さもコードギアスの魅力である。

 

コードギアスの魅力④伏線・謎

 

「エヴァンゲリオン」以降、ロボットアニメではおなじみになった「謎」。コードギアスにも当然存在している。

 

ギアスという能力は何なのか。ギアスを与える不死身の少女C.C.とは何者なのか。

神根島にあるギアスに関わる遺跡は何なのか。

コードギアスの伏線の図

ルルーシュの母親を殺したのは誰なのか。

などなど魅力的な謎も物語の求心力となっている。

 

まとめ

 

最大の衝撃だったのは22話「血染めのユフィ」。

戦争が終わり平和が訪れようとした瞬間、ルルーシュのギアスが暴走。とんでもない事態が起こってしまう。

この展開は深夜アニメだからこそ。

そこから25話までの盛り上がり方は半端ではない。

総督コーネリアと最終決戦、ギアスの謎を知る少年V.V.の登場、オレンジの復活、ルルーシュとスザクの決闘……。

 

ところが2期に入って一気に失速。

呑気な学園ドラマと関係ない中華連邦の話がダラダラ続きテンションガタ落ちだった。

終盤は盛り返し最終話では衝撃のフィナーレを迎えるが、1期が面白すぎただけに不満は残る。

とはいえ面白いアニメであることは間違いない。

「デスノート」「封神演義」「24」「ハンターハンター」「エヴァンゲリオン」など名作の要素がたくさん含まれている。

続編の映画「復活のルルーシュ」も面白かったので是非。

つづく

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