皮膚科医なら基本になるのが外用薬の知識。
外用薬を使う状況は大きく2つに分けられる。
- 湿疹などの炎症性皮膚疾患
- 潰瘍などの創傷
それぞれについて、おすすめ教科書を紹介する。
まず今回は、炎症性皮膚疾患についての1冊「ここがツボ!患者に伝える皮膚外用剤の使い方」。
この教科書は薬剤師向けだが、研修医などの初心者におすすめできる。
実際の処方例が30例解説されているのでイメージしやすく、基本的な外用薬の使い方は網羅されている。
保湿剤との混合とか、ステロイドと亜鉛華の重層についても記載されていて、外用治療を一通り理解することができると思う。
炎症性疾患の外用治療はあまりバリエーションがないので、この本1冊で実際の診療は問題なくできるはず。
他にも、抗真菌薬とサリチル酸ワセリンの重層なんていう裏技的処方も書いてある。
最初はこの本でイメージをつかむとよいと思う。
ただ外用薬の混合は配合変化などの問題があることも指摘されている。
混合については別の記事で詳しく書く予定。
>>「外用薬混合の可否」を皮膚科医が解説する【メリット・デメリット】
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