ここ数年で色々なアニメを見てきたが、特にハマったのは5作品。
5大神アニメ
- シュタインズ・ゲート
- まどかマギカ
- Fate/Zero
- コードギアス
- ひぐらしのなく頃に
アマゾンプライム会員であればFate/Zeroは見放題になっている。
今回は「Fate/Zero」の感想と解説。
Fateシリーズとは
Fateシリーズとは、2004年発売のノベルゲーム「Fate/stay night」を起点とするアニメ、漫画、小説などの派生作品。
あらゆる願いを叶える「聖杯」を賭けた戦い「聖杯戦争」を描く。
ストーリーの概要
あらゆる願いを叶える「聖杯」。
「聖杯」を賭けて、七人の魔術師(マスター)が七人の使い魔(サーヴァント)を召喚し戦う「聖杯戦争」を描く。
ジョジョに例えると、「スタンド使い」⇒「マスター」で「スタンド」⇒「サーヴァント」。
聖杯戦争は7人のスタンド使いのバトルロイヤルである。
Fateとはッ!
- 7人のスタンド使いのバトル
- スタンドにも意思があるが、3回だけ強制的に命令できる
- スタンド使い同士の戦いもある
ジョジョとの違いは「マスターにも戦闘能力がある」ことと、「サーヴァントにも意思があって命令を聞いてくれない場合がある」ことの2つ。
そのためマスターは、サーヴァントに強制的に命令をきかせる「令呪」というのを3回だけ使用できる。
この3回の使い方が戦いの鍵になる。
またマスターにも戦闘能力があるため、マスター同士の戦いもある。
このあたりの設定が面白いところである。
Fate/Zeroの評価と感想
Fate/ZeroはFate/stay nightの前日譚を描くスピンオフ作品。
スピンオフなんだけど、本家を見てなくても全然大丈夫だし、本家より面白い。
「Fate/stay night」と「Fate/Zero」はどちらが面白いかという議論がある。
Yahoo知恵袋でも評価は割れているが、どうやら先に触れたほうのファンになるようである。
fate/zeroとstaynightどちらがおもしろいと思いますか?(Yahoo知恵袋)
・僕はzeroですね。殺伐とした雰囲気が最高でした。
・完全にstay night。Zero厨はアニメだけで判断するから困る
自分はzero推し。
学園ドラマや恋愛要素があるstay nightに対して、zeroは陰謀策略が渦巻くシリアスなドラマなので、雰囲気がだいぶ違う。
stay nightの主人公は正義感の強い高校生の衛宮士郎で、Zeroの主人公は暗殺を得意とする元傭兵の衛宮切嗣。
- stay nightの主人公:正義感の強い高校生
- Zeroの主人公:暗殺を得意とする元傭兵
▼日常パートの比較▼
stay nightの聖杯戦争はあまり戦略性がない。
一方zeroの聖杯戦争は情報戦。共闘、裏切り、裏工作なんでもありの真剣勝負。
まずzeroをみて、後日談としてstay nightに触れるのがオススメである。
Fate/Zeroのあらすじ
Fateには数多くのキャラクターが登場する。
7人のマスターにそれぞれサーヴァントがいるので総勢14人。
zeroは数合わせの捨てキャラが一切いない。
すべてのキャラに主人公になってもいいくらいの詳細な設定と物語があり密度がとても濃い。
以下キャラクターの紹介と雑感。
主人公:衛宮切嗣
本作の主人公は衛宮切嗣。
魔術師なのに銃火器で戦う元傭兵。魔術師の面汚しなんて言われたりもする。
基本的にサーヴァントを囮にして、物陰から狙撃を狙うスタイルなので、直接戦うことはない。
序盤はただ物陰に隠れてライフル構えてるだけ。
主人公なのにほとんど見せ場がなくて、大したことない人という印象だった。
でも実はチート能力とチート武器を持っていて、直接戦っても超強かった。
本領を発揮し始めるのは物語中盤以降。
悪役顔負けの超ゲスな戦略に惹かれる。
人質を取ったり、騙したりと勝つためには手段を選ばない。
終盤、非情になった原因(過去)と戦いの目的が明らかになる。
と物語が進むにつれて印象が変わり、魅力が上がっていく。
優勝候補:遠坂時臣
今回の聖杯戦争の優勝候補かつラスボス候補と思われるダンディーなオヤジ。
周到な準備で最強のサーヴァント「ギルガメッシュ」の召喚に成功する。
さらに密かに他のマスター「言峰綺礼」を手下にして協力体制を敷き、聖杯戦争の審判(監督役)まで味方につけるという盤石の布陣で挑む。
「審判とグルが一番恐ろしい罠」とキルバーン氏(ダイの大冒険)もおっしゃっている。
炎の魔術を得意とし、他マスターとの魔術戦にも期待していたのだが…。
二流魔術師:ウェイバー
みんなを見返したいという俗な理由で聖杯戦争に参加する、二流魔術師ウェイバー。
未熟なので、サーヴァント「イスカンダル」との主従関係は逆転してしまっている。
Fate/Zeroのギャグ担当で、暗くシリアスな物語の清涼剤である。
しかし大雑把だが剛毅なイスカンダルとの交流で、成長するウェイバーの姿も描かれる。
zeroはウェイバーの成長物語とも言えて、真の主人公は彼なのかもしれない。
その他のキャラクター
かなりサイコな感じのキャラも多いのも魅力。
そんな中で影の主人公とも言えるのが言峰綺礼(影の主人公が何人いるんだという感じだが、それだけ物語の密度が濃いということ)。
衛宮切嗣との見分けがつかないとよく言われる人。
何をやっても人生に充実感を得られない、虚無感に苦悩する神父。
zeroはそんな彼が、聖杯戦争を通じて自分の人生の目的を見つけるまでの物語でもある。
ずっと感情を見せなかった言峰綺礼が、こんないい笑顔を手に入れる。
マンガ版Fate/Zero
アニメだけではなく漫画もデキがよかった。
切嗣vs綺礼は、迫力はアニメが勝るが、戦闘の駆け引きをより楽しめるのはマンガ版。
▼アニメ▼
▼マンガ▼
さらにアニメで描かれなかった切嗣とアイリのエピソードなども追加されているので、アニメの後に読んでも面白い。
まとめ
学園ドラマより、シリアスなドラマが好きな人はZeroをおすすめする(まあstay nightも実はシリアスなんだけど)。
さらにstay nightは3部作(fate、UBW、HF)だが、アニメはまだ完結していない点も気になるところである。
Zeroをみてからstay nightへ。
つづく
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