ネットでおすすめ映画を調べてみると、ベスト50とかベスト100とかのランキングがたくさん出てくる。
しかしそんなランキングは読む気がしない。
それならば自分が記事を書いてみようと思い立った。
ミステリーのネタバレ感想なんかを書いているので、ミステリー好きにおすすめの映画という観点でランキングを作ってみた。
今回は厳選の10作品を、観る上での注意点とともにネタバレなしで紹介する。
おすすめサスペンス映画ランキング10
1位:バタフライエフェクト(2004)
2位:カメラを止めるな(2018)
3位:SAW(2004)
4位:運命じゃない人(2005)
5位:インファナルアフェア(2002)
6位:遊星からの物体X(1982)
7位:閉ざされた森(2003)
8位:パルプ・フィクション(1994)
9位:cube(1997)
10位:アパートメント(1996)
以下それぞれの感想、解説。
1位 バタフライエフェクト
自分が一番好きな映画。
まず物語の終盤の場面から始まるオープニング構成が好み。
序盤は子ども時代の話で、ちょっとスタンドバイミーのようなノスタルジックな雰囲気なのも良い。
そこから欠落した記憶の謎をめぐるサスペンスになり、徐々にタイムリープものに変わっていく。
サスペンスとしての面白さと、タイムリープものの伏線回収の面白さが同居する名作。
そしてややビターなラストの余韻も素晴らしい。
オープニングからラストまで全部好きな、オススメの作品。
2位 カメラを止めるな
こんなメジャーすぎる映画を2位に持ってくるのは癪だけど、これは傑作。
ゾンビ映画が苦手だといって観てない人がいたけど、それでも絶対観るべき映画。
ミステリー好きにはたまらない伏線の数々。
そしてこんな形で伏線が回収される映画は今までなかった気がする。
ホラーでもありコメディでもありヒューマンドラマでもある濃密な作品。
とある撮影の試みも面白くて、エンドロールで流れるメイキング映像までもが極上のエンターテイメント。
3位 SAW
密室に閉じ込められた2人の男性が、殺人鬼ジグソウの仕掛けた死のゲームに挑む。
3位もやっぱりメジャーな映画。
そもそもデスゲーム系の作品は面白い。
それに加えて映画自体に仕掛けられたトリックがシンプルかつ強烈なインパクトを持つ。
複雑すぎるトリックは映画だと理解できない可能性があるので、こんなシンプルな仕掛けが映画には好ましい。
スプラッターホラーなので人は選ぶが、ミステリー好きなら観るべき。
4位 運命じゃない人
低予算映画部門ナンバーワンの作品。
カテゴリーは恋愛映画?
映像は低画質でチープ。開始40分まで退屈で、最初は途中で観るのをやめてしまった。
でも面白くなるのはそこからで、徐々に壮大な?ストーリーが浮かび上がってくる。
複雑なシナリオなのにわかりやすいのも魅力。
マイナーだけどミステリー好きは必見の映画。
最初の30分で観るのをやめないように。
ちなみに内田けんじ監督の次回作のアフタースクールも名作。
5位 インファナルアフェア
マフィアに潜入した警官と、警察に潜入したマフィアの心理戦。
デスノートのキラvs Lを彷彿とさせる、心理戦部門ナンバーワンの作品。
話は難しいが、予想不可能なスリリングな展開が続く。
ただし最初の10分で一気に設定を説明するので、予備知識がないと全然わからない。
設定をきちんと予習した上での視聴を推奨する。
6位 遊星からの物体X
吹雪の雪山が舞台のエイリアンもの。
だいぶ前の映画だけど、演出のセンスがよくて全然古臭くない。
メンバーの中にエイリアンが紛れ込んでいるかもしれないという疑心暗鬼。
その設定と雪山の舞台によって、SFなのに「クローズドサークルもの」になっていて、ミステリー好きも満足できる作品に仕上がっている。
アクションよりもクローズドサークルとしての心理面を重視した名作。
7位 閉ざされた森
どんでん返しといえばこの作品。
パナマの米軍基地が舞台。壊滅したレンジャー部隊の生き残り2人の証言から事件の謎を解き明かす。
食い違う証言、何度も何度も覆される事実。情報の洪水に遭わされ、脳の酸素消費量は多い。
どんでん返しされすぎて、真相を見抜くことは不可能だった。
集中力が必要なので、しっかりと準備して視聴すべき。
ポイントは登場人物6人の名前と顔をとにかく早い時期に覚えること。
8位 パルプフィクション
タランティーノ監督の映画はクセになる面白さがある。
タメのない突然の銃撃、いつ誰が死ぬかわからない緊張感。
そしてムダな会話の面白さは村上春樹的。
そんなタランティーノ作品の中で、一番のお気に入りはパルプフィクション。
時系列を組み替えた構成で、ミステリー要素のある作品になっている。
タランティーノ初心者でミステリー好きならこの映画を勧めたい。
9位 CUBE
不朽の名作。
トラップが張り巡らされた謎の迷宮に突如放り込まれた6人の脱出劇。
一辺4.2mの小部屋ワンセットのみというアイデア勝負の作品。
クローズドサークルで極限状態に追い込まれた人間の狂気を描いた作品となっている。
はじめて観たのはテレビの深夜放送で、不思議な雰囲気に夢中になってしまった。
徹底した不条理さが癖になる、愛すべき低予算映画。
10位 アパートメント
恋愛映画部門から選出。
街中で偶然見かけた昔の恋人。その恋人を追ううちに、とある女性と出会い恋に落ちる。
フランス映画特有の独特な雰囲気があり、その中にミステリー的仕掛けが隠されている。
この映画は男性と女性で見方が大きく変わるんじゃないかと思う。
男性から見ると結構怖い話なのだが、女性は共感する人も多いような気がする。
まとめ
ミステリー好きが選んだ10作品。もし知らないものがあったら是非みて欲しい。
今年は映画カテゴリーの記事を充実させていく予定。
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▼サスペンス映画ベスト10▼
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▼邦画ベスト5▼
▼ジブリ映画ランキング▼
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